大いなる力

遥かに自分を超えた力。


今がある事の尊さ。



全ての人と分かち合いたい思い。


私というお粗末な存在。

不幸や災いを糧とした人。


その人は今戸惑いながら、言葉を紡いでる。


半径数メートルの距離から四六時中、滓となじられ続けた。その言葉を真に受けて過ごした幼かった日。



愛し方も知らないままに愛した人を傷つけて、絶えきれないと、挫けた日。




言葉と心をまるで血のように分け合った友の死んだ理由を知らぬ人。


その悲しみに力を見たと信じた人。







その人が、今戸惑ってる。


その人は今小さな会社に薄皮一枚でぶら下がってる。




その人を超えた所にある大きな力に助けられ、何をどう言ったらいいのか、戸惑ってる。