2008-01-01から1年間の記事一覧

技術による意匠

小林秀雄の文壇デビューは「改造」の懸賞論文に発表された「様々なる意匠」だった。 そこで論じられたのは、当時の文壇を賑わせていた、主要な思想の意匠を、おおよそ網羅したものだった。 現代の有力な意匠は、言う。「世界を技術に拠って、よくしよう」と…

さあ何を書いていこうか

書こうとする思いが、積み重なって、何処を通過して、どんな言葉になるのだろうか。 ネットの下地はとても分厚い寂しさを土台に出来上がっているのか。 目の前の30センチ向こうに手を伸ばして、出遭うこの虚無の厚さが、驚くようなリンクを張っている。 僕ら…

生きる為の勢いが作り出す嘘の重荷

人の息遣いを辛く、苦く、重くしますね。 最近会った勢いのある人や、別の人の本を見て、そう感じることが多くなってきました。 お酒を飲んで築く人間関係を僕は、何故か本能的に嫌がってしまいます。 お酒が苦手です。喉が焼け付くようで、嫌いです。 夜と…

技術は人の寂しさを数字で焼いて、焼き続ける

携帯を始めて持ったとき、僕に携帯番号という名前が付いて、僕の寂しさの縮尺は大きくなった。 ブログ、SNSを始めて、ページビュー、足あとの数字は確かに、僕の生活の寂しさを色濃くした。

勘違い、続き

WEB2.0について、この文字を目にすることは、非常に少なくなりました。僕自身も、その言葉をキーワードに追っていましたが、どうにも関わりようのない言葉だったので、その追跡を諦めました。 まあ、とにかく、右も左も弁えないままに、ブログなり、SNSなり…

僕の勘違い

少し前に書いた、技術は人を変えるか、その話を詳細に語る前に、引き続き、疑問と勘違いを起こしながら、始めざるを得なかった、最初の頃を思い出します。 とにかく、どんな記事が読まれて、それが、アップされているのか、ずっとROMオンリーで居ました。 自…

技術は人を変えるか

仮説ということで、自分のネットを始めた頃からの、疑問を書いてみたくなりました。 技術が世界を変える。 そう主張されている人たちの発言を否定するつもりがあるわけではないのですが。 今取り合えず、結論めいているものは、結論と言うか確信したことです…

怒ることの難しさ

大切な人がいて、やっぱりどうしようもなくなるときは、怒ることも大事なんかな、と思う。 でも、それって、簡単ではないな、と。 難しいな、と。 自分の身に照らしてみると、むずかしいですな。

Google Street Viewに関して

個人的に思うこと。 Google Street ViewがGoogleさん自身で生活空間を撮影することに何の問題もなく、問題がある場合は、削除依頼に対応するということでそのサービスの利便性を訴えられるのであれば。 撮影をすることを、より、公明正大に行っていただけな…

[雑惑]優秀とバカ何だか盛り上がっているようなので、書いてみますw 何度か、こういった話題でネットが盛り上がっているのを見かけましたが、ネットって頭のよさを誇示し合う場所なんですね、分かりますw 最近、この言い方好きですw さておき、僕が今まで…

道徳始めます。

一つのエントリーを深めていくと言うことも大事かななんて思う。 あと、これまでの文体引きずることもちょっと重くなってきました。 ちょっと出来なかったり、知らなかったり、そういうときに感じてしまう恥ずかしさもありますが、 自分が本当にやろうと思っ…

柔らかに往く

「おい、偽善者。調子乗んなw 空気嫁」 この言葉を言う人の精神の密を辿って明らかに言おう。 それを言われたのは、私だったとしよう。 私を偽善者と呼んだ人が、その言葉を言った瞬間に、その人の中に走った正義感は、きっとあなたの下腹当たりから出て、…

詩について、私の知ってる現代詩

昨日土曜日珍しく、早起きして、梅田のジュンク堂に行ってきた。 目的もなく入ることを、常としているけれど、なんとなく2Fにある詩のコーナーに入って、本を漁っていた。 ユリイカ(青土社)2008年4月号が棚に面置きされていたのが、目に入ったので、10年…

要請されている新しい敗戦への予兆と価値観の多様化による困難

直感だけを纏めて書こうとする愚をまた重ねてしまうが。 戦後のこの経済的、社会的な窮境が叫ばれる中で、【物づくり大国ー日本】の名が響くのは、戦前の神国日本の名が響くのとよく似ているなぁ。 当時も、現状維持の危険を誰もが認識しながら「非国民」と…

ヒトの頭がひねり出しえた現行における最上の平和

だとしか言いようがない状態。それが、僕らの平和。

聞くこと、語ること。

ヒトが生物学上の呼称なら、人間とはヒトがいつも置かれた状態。 ならば、何故書くことが、自己主張の強さなのか。言葉は語られ、ヒトの間で共有され、受け継がれ、平和と災いを語る。 世界は僕を必要とはしまい。だが、申し訳ないが、僕には世界が必要だか…

日本若年層の資本主義に対する自覚

派遣、労働問題に関してエントリーを読んでいてまず、念頭に浮かぶのは、僕を含めたロストジェネレーション世代の人が、自分が育った環境に関して、既得のものだと言う感覚に対して、驚く。 当時、日本の世界経済に対する貢献が、時機に適って、実現した社会…

事件後の事態

事件の犯人を襲っていた状況、その内面を襲った深い孤独に対する強い自覚が、なお要請されている。

模倣犯への危惧

事件を起こせば、共感を得られると言うジレンマが、人を駆り立てないなんて、誰にも断言できない。

部屋の片付け

イライラした時には、時に有効。

ページビューに関して

一度、ネットに耐えるということを心に願うなら。ページビューって、ネットにおいて関わった関係の負荷でしかないと考えて外れはしないだろう。

あえて書くということ。

誰にでもある承認欲求。しかし、それはそんなに重要なことか・・・・・? 何を書かれても、何を言われても、動じるというか、揺らぐということか・・・・。 考えが纏まんなくても、そう気に病まないで居よう。

秋葉原。

まだ足を踏み入れた事もない場所であっても。 その名を聞かないで過ごす事はなかった。 ただ、この件に関して自分の悲しさを出来る限り、明瞭にしたく、また、悲しみの本来の姿が共有を必要としている為に、自分の日記に投稿したい。 この惨劇によって奪われ…

書く内容を最大限に削ること

継続を考える上で大事なこと。書き続けることが、多分凄く大事な気がする。 書き続けることが、かかわり続けること。 関わりを諦めないことが、多分生きること。関わりに耐えることが、生き続けることで、それが書き続けること。 今更ながら、ささやかながら…

どれだけ求めても、届かない深い泉へ向けて

何故、どれだけ求めても、届かない今日という日の泉が。僕らの息する、家々を指す日の光の中で、それはいつも深い深い所に隠れていた? 秒針を刻むごとに、僕らの世界は豊かになり、その薄皮一枚下では、終わりない戦いが続き、いつも空腹に喘がないといけな…

積み重ね

日々が募り、その形が光を帯びながら、私は不安げに伏せていた目を上げる。 闇を見つめていた。哲学の怪物が潜んでいようと構わず。 見つめていた。 幼い心の形を必死で保ちながら。 骨が軋む中、本の森を彷徨った。宿る場所はないか。私がいつも宿っていて…

モラトリアムに関する素朴な疑問

大学生でいる間は決して自覚できないこと。知的・肉体的には一人前に達していながら、なお社会人としての 義務と責任の遂行を猶予されている期間。または、そういう心理状態にとどまっている期間。 大学を卒業してから、この期間のありがたみを痛感します。 …

ネットというカオス、稼動中の洗濯機で揉みくちゃになる衣類の気分で中心を眺めて

あらあらあらあらあらあらあらあらあらあら。 みんなすごいんだなぁ・・・・・・・。 何を見ても、何を聞いても、すごいんだなぁ。 稼動中の洗濯機で揉みくちゃにる衣類の気持ち。 グォングォン廻されながら、その繰り返しの中で、目を廻し、混乱し、 幾日幾…

人の心が動く

それは、議論の正しさより、はるかに重要で困難な意味を伴う。 その言葉を書けるかどうか、ここで分かりやすく語るなら、精密に論理的に組まれたプログラムより、そのプログラムがどう動いて、そのプログラムを実行する人を不便から解消するかのほうが遥かに…

過ちを味わう

ネットを散見していくうちに身に着いた、あるいは身に着けた作法。 それは、ネットに上がる、注目度の高い記事を参考にして書いてみた結果、味わった私の過ち。 Googleの躍進を聞いて耳にして以来、続けてきた、ネット注視によって、それは前提としている知…