2007-10-29 誤解 随想 短品 時 私たちは真理を求め、喜んでそれに身をささげようとするか。 私たちは真理を求める、だが真理は決して手に入らない。 真理はここにある。だがそれに触れたくはない。 私たちは複雑さを好んでやまない。 単純で力強いものはとてもじゃないが、受け入れられない。 私たちは愚かではいられないが故に、愚かさの中にある。 そんな真理が、到底受け入れがたい。 私たちの過ち。 それが、どこまで人性の深所に及んでいるのか。 私の問いの過ち。